ご挨拶

私たちは神田美土代町の東京中央YMCAに於いて、昭和49年から空手道普及の活動をしてきました。

 

YMCAの事情により、神田から江東区東陽町の施設で活動していましたが、このたび神田に「千代田空手クラブ」を開設致しました。

 

師範以下指導員は、全員東京YMCAのメンバーで、指導方針は「知育・徳育・体育の改善向上を図り、社会と隣人に奉仕できる人間の育成を目的とする」というYMCAの精神に基づいております。

 

空手の期限は沖縄ですが、沖縄は江戸時代を通じて薩摩藩の支配下にあり島民は武器を持つ事を禁止されていたため、素手の護身術として密かに発展しその稽古は老若男女に別なく、いつでも時間の長短も自由に、場所も広さも関係なく出来るのが特徴です。

 

「空手に先手なし」を根本精神として、すべての形が受けから始まるようにいざという時に勇気と武力を発揮できるように心の鍛錬をするのです。

 

今日の日本においては治安の悪化は以前と比べようもなく、しかも多くのストレスのために心身の病を抱える方も多くおられます。

 

このような時代環境において、空手を通じた私たちの提唱する運動は、非常に癒しの効果があります。

 

高齢者には身体を動かす楽しみを、青少年には空手を通じて健全な心身の構築を、各人のレベル、年齢体力に合わせた指導をしております。

 

また、地域社会の多くの方々との交流を願い、空手を通じた地域社会の発展に微力ながら、お手伝い出来ればと願っております。